福岡県警は20日、北九州市小倉南区市丸の資材置き場の土の中から高齢男性1人の遺体が見つかったと発表した。県警は行方不明届が出ていた同市小倉北区の80代男性とみており、死体遺棄事件として小倉北署に捜査本部を設置し捜査を始めた。
捜査1課によると、遺体が見つかったのは同日午後2時40分ごろ。服を着てシートのようなものに包まれた状態だった。一部腐敗しており、身元や死因を調べている。
行方不明となっていた男性の姿が最後に確認されたのは4月17日午後3時ごろで、一人暮らしの自宅に車で帰宅するところを知人が見ていた。しかし翌日、男性と連絡が取れないとして親族が同署に行方不明届を提出。県警は防犯カメラの捜査などから、男性を乗せたとみられる車の存在を把握し、その動きを追うなかで遺体の発見場所に行き着いたという。
遺体があった資材置き場はJR石原町駅から南へ約2キロで、田畑に住宅が点在している地域。